シンガポールに渡航したこと
シンガポールでの生活は今までの人生の中で一番つらかった。
慣れない夜勤の仕事、友達がいない生活、渡航先のホテルでは他のクルーと部屋をシェアするストレス、
合わない現地の食事。。
休みの日に何をすればいいのか、わからなくて、ずっとベッドで寝ていた。
一緒に日本に渡航してきた同期の子は、かわいくてすぐに彼氏ができていて
幸せそうな投稿をインスタに沢山あげていた。
それに比べて私は、マッチングアプリで人と会い、けれどまったく楽しくなくて
毎回デートから帰ってきて、泣いていた。
本当に毎日つらかったけれど、シンガポールに渡航してよかったなと思う事もある。
ひとつは、美容に力をいれ綺麗な自分でいれるようになったこと。
仕事柄、毎日濃い化粧をしなくてはいけなかったので、化粧の技術はだいぶあがった。
LCCではあったけれど、シンガポール航空から転職してきた人、美意識の高い人はたくさんいたので、その人たちから影響されてメイク術も学んだ。
入社して、トレーニング中にあなたの肌は汚すぎて、あまりにも汚いと出勤停止になるから気を付けてと言われて沢山泣いた
けれど、そのおかげで地元のとてもいい皮膚科を見つけてくれて、安くレーザーや治療を行う事ができた。
シンガポール渡航前と渡航後の自分の顔写真をみると、一目瞭然で、自分で言うのも変だけれど本当にきれいな自分になれたと思う。
二つ目は、投資をするようになった事。正直、シンガポール人がいつもお金の話を雑談でしているのは、すごく嫌だった。
雑談の内容が、先月の給料いくらだった?とか家賃いくら?とかあなたには関係ないでしょうと思っていたし、
デート中に、中断して株の取引きをし始めた時も嫌だった。
けれど、彼らに出会えたおかげで、銀行にお金を預けておくのはもったいないことだという事に気が付けたし、
今では、日本人はみんなつみたてnisaやればいいんじゃないと思っている笑
日経新聞も読むようになったし、普通のol生活を続けていたらこうにはなれなかったのではないか?と思っている。
こんな感じで、つらい生活だったけれど、帰国後は少しベターな自分になれたのではないかと思っている。
辛い日はお母さんによく泣きながら電話していた。
家中に泣き声が聞こえるぐらい泣きながら電話したこともあった。
その度に、お母さんはいつも話を聞いてくれて、励ましてくれて優しかった。
私も親になったら、同じことができるようになるのかな。。。?